

日々の活動の中で、ご高齢の方から「これからの生活が不安」「家族に迷惑をかけたくない」といったご相談を受けることはありませんか?
そんなとき、宗教者様が「介護保険」という社会の支えを知っていることは、相談者様にとって大きな安心に繋がります。今回はシリーズ第56回として、介護保険が生まれた背景と、その大切な目的について解説します。
1. なぜ「介護保険」が生まれたの?
かつての日本では、親の介護は「家族が担うもの」という考え方が一般的でした。しかし、時代の流れとともに私たちの暮らしは大きく変化しました。
●核家族化: 三世代同居から、夫婦と子供だけの世帯へ。
●少子高齢化: 医療の進歩で長生きできるようになった一方で、支える家族の人数は減少。
こうした変化の中、「家族だけで介護を支える」ことには限界がきました。そこで、2000年(平成12年)に「家族の負担を社会全体で分かち合おう」と誕生したのが介護保険制度です。
2. 介護保険、知っておくべき「2つの目的」
この制度が目指しているのは、主に次の2点です。
① 介護による「離職」を防ぎ、家族の負担を軽くする
働き盛りの世代が親の介護のために仕事を辞めざるを得ない「介護離職」が社会問題になっています。介護保険は、プロの手を借りることで、家族が自分の人生を諦めずに済むようにサポートすることを目的としています。
② 介護が必要な人を「社会全体」で支える
「家族が看るべき」というプレッシャーから本人や家族を解放し、医療・福祉のプロがチームとなって、その人らしい自立した生活を支えます。 家族の愛情だけでなく、社会の仕組みとして支えることで、より安定した安心感を提供します。
3. 「誰に聞けばいい?」と迷ったら
介護保険は非常に奥が深く、状況によって活用できる制度が異なります。
「自分の教会の檀信徒さんが困っているが、どうアドバイスすればいいか」「自分自身の将来の備えとして詳しく知りたい」という方は、一人で悩まずに専門家の知恵を借りてください。
宗教者様の事情に詳しい社会保険労務士(社労士)などの専門家を、当協会からご紹介することも可能です。
〜 専門家がサポートしますので、ご相談がある方はお気軽にお問い合わせください! 〜
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*続きはまた次回*
●執筆者:あき労務管理オフィス
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