前回に続き「健康保険」についてご紹介します。
健康保険には、大きく分けて3つの制度があります。
① 会社で働く人のための健康保険
② 自営業やフリーランスの人のための国民健康保険
③ 75歳以上の人のための後期高齢者医療制度
今回は、② と③について。
●自営業やフリーランスの人のための「国民健康保険」とは●
会社に勤めていない人や、会社が健康保険に入っていない場合は、「国民健康保険」に加入します。これは市町村が運営していて、自営業の人やアルバイトの人などが対象です。
「扶養」という考え方はないため、夫婦でもそれぞれが個別に加入する必要があります。また、会社員向けの健康保険と違って、「傷病手当金」や「出産手当金」はありません。
保険料は、前の年の収入によって決まります。なお、同じ仕事をしている人たちが集まって作る「国保組合」という制度もあり、少し内容が違う場合もあります。
● 75歳以上の人のための「後期高齢者医療制度」●
75歳になると、健康保険や国民健康保険から「後期高齢者医療制度」に切り替わります。この制度は高齢者向けの医療支援で、市区町村が窓口になって手続きなどを行います。
＊続きはまた次回＊
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